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私たちサンライズ国際特許事務所は、平成8年(1996年)に設立されましたが、設立当初から、お客さまの利益を最優先に考え、高品質の商品(特許庁への提出書類などです。)を生み出すことが使命であると心して仕事に邁進して参りました。

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AI関連発明[第15回]:特許化の限界と、それを補う他の知財手段

◆はじめに AI技術は日進月歩で進化しており、その技術成果のすべてが必ずしも特許で保護できるとは限りません。特許制度には要件や限界が存在し、場合によっては他の知的財産制度や工夫を組み合わせて保護する必要があります。 1. 特許制度の限界 特許として保護するためには、「技術的思想の創作」であること、「産業上の利用可能性」があること、「新規性・進歩性」があることなどの要件を満たす必要があります。しかし、以下のようなケースでは特許化が困難です: ・機械学習による出力結果そのもの(例:文章、画像、予測結果)...

AI関連発明[第14回]:営業秘密と特許のどちらで保護すべきかの判断軸

◆はじめに AI関連技術に限らず、技術的成果をどのような形で保護するかは、知財戦略において重要な判断事項です。特許出願による公開と引き換えに独占権を得る方法と、技術情報を非公開にして秘密として管理する方法(営業秘密)のいずれが適切かは、企業の目的やリスク許容度によって異なります。 1. 特許と営業秘密の特徴 特許は出願・登録によって一定期間の独占権を得られる一方、公開されるため第三者に技術が知られてしまうリスクがあります。一方、営業秘密は登録不要で期間制限がありませんが、秘密管理や漏洩防止措置が不十分だと保護が失われてしまいます。...

AI関連発明[第13回]:アルゴリズム、データ、出力のうち何を守るべきか?

◆はじめに AI関連発明において、特許で保護できる対象として「アルゴリズム」「データ」「出力」が頻繁に登場します。しかし、それぞれの要素には特許適格性や保護範囲の観点から注意すべきポイントがあります。本記事では、これらのうち何を、どのように守るべきかについて解説します。 1. アルゴリズムの保護 アルゴリズムは、理論上の数学的手法である場合、特許の保護対象とはなりません。しかし、そのアルゴリズムが現実のシステムや装置に組み込まれ、技術的課題を解決する手段として機能している場合は、発明として認められる可能性があります。...

AI関連発明[第12回]:拒絶理由への対応パターンとAI技術特有の注意点

◆はじめに AI関連発明の特許出願においては、審査段階でさまざまな拒絶理由が通知されることが少なくありません。本記事では、AI発明に特有の拒絶理由とその対応パターン、そして技術分野特有の留意点について解説します。 1. 拒絶理由の主なパターン 以下に、AI関連出願で頻出する拒絶理由の主なパターンを示します。 (1)特許法第29条第1項:新規性欠如...

AI関連発明[第11回]:審査で問われる「技術的思想」とは何か?

◆はじめに AI関連発明の特許出願において、「技術的思想があるかどうか」は、審査で極めて重要な観点とされます。単なるアイデアやビジネス的手法、またはデータ処理の一形態にとどまる記載は、技術的思想の欠如として拒絶される可能性があります。               1. 「技術的思想」とは何か?...

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AI関連発明[第15回]:特許化の限界と、それを補う他の知財手段

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AI関連発明[第14回]:営業秘密と特許のどちらで保護すべきかの判断軸

◆はじめに AI関連技術に限らず、技術的成果をどのような形で保護するかは、知財戦略において重要な判断事項です。特許出願による公開と引き換えに独占権を得る方法と、技術情報を非公開にして秘密として管理する方法(営業秘密)のいずれが適切かは、企業の目的やリスク許容度によって異なります。 1. 特許と営業秘密の特徴 特許は出願・登録によって一定期間の独占権を得られる一方、公開されるため第三者に技術が知られてしまうリスクがあります。一方、営業秘密は登録不要で期間制限がありませんが、秘密管理や漏洩防止措置が不十分だと保護が失われてしまいます。...

AI関連発明[第13回]:アルゴリズム、データ、出力のうち何を守るべきか?

◆はじめに AI関連発明において、特許で保護できる対象として「アルゴリズム」「データ」「出力」が頻繁に登場します。しかし、それぞれの要素には特許適格性や保護範囲の観点から注意すべきポイントがあります。本記事では、これらのうち何を、どのように守るべきかについて解説します。 1. アルゴリズムの保護 アルゴリズムは、理論上の数学的手法である場合、特許の保護対象とはなりません。しかし、そのアルゴリズムが現実のシステムや装置に組み込まれ、技術的課題を解決する手段として機能している場合は、発明として認められる可能性があります。...

AI関連発明[第12回]:拒絶理由への対応パターンとAI技術特有の注意点

◆はじめに AI関連発明の特許出願においては、審査段階でさまざまな拒絶理由が通知されることが少なくありません。本記事では、AI発明に特有の拒絶理由とその対応パターン、そして技術分野特有の留意点について解説します。 1. 拒絶理由の主なパターン 以下に、AI関連出願で頻出する拒絶理由の主なパターンを示します。 (1)特許法第29条第1項:新規性欠如...

AI関連発明[第11回]:審査で問われる「技術的思想」とは何か?

◆はじめに AI関連発明の特許出願において、「技術的思想があるかどうか」は、審査で極めて重要な観点とされます。単なるアイデアやビジネス的手法、またはデータ処理の一形態にとどまる記載は、技術的思想の欠如として拒絶される可能性があります。               1. 「技術的思想」とは何か?...