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私たちサンライズ国際特許事務所は、平成8年(1996年)に設立されましたが、設立当初から、お客さまの利益を最優先に考え、高品質の商品(特許庁への提出書類などです。)を生み出すことが使命であると心して仕事に邁進して参りました。
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AI関連発明[第6回]:AIを一部利用した発明とはどう定義するのか?
◆はじめに 近年、AIを一部に組み込んだ発明が増加しています。例えば、AIが単に数値を予測したり、分類結果を出力する補助的な位置付けで使われているケースです。 このような発明でも、工夫の仕方によっては特許性が認められる可能性があります。本記事では、「AIを一部利用した発明」とは何か、その定義や出願上のポイントを解説します。 ◆AIが一部で利用されるとはどういうことか 「AIを一部利用した発明」とは、全体の構成の中でAIが一部機能として使われているものを指します。 たとえば、以下のようなケースが該当します。 -...
AI関連発明[第5回]:業務へのAI導入を特許戦略にどう位置付けるか
◆はじめに AI技術の導入は、業務効率化や品質向上を目的とした取り組みとして、さまざまな業種で進められています。 しかし、AIを単なる業務改善の手段として導入するだけでは、競合との差別化や技術的優位性を確保することは困難です。 本記事では、業務へのAI導入をどのように特許戦略と結びつけるか、その考え方と実践のポイントを解説します。 ◆AI導入フェーズごとの特許戦略 ここでは、AI導入フェーズを「試験導入・PoC段階」、「実運用段階」、「高度化・差別化段階」の3つのフェーズに分けて説明します。 [フェーズ1:試験導入・PoC段階]...
AI関連発明[第4回]:「AIを使った発明」と「AIそのものの発明」の違いとは?
はじめに AI関連技術の特許を検討する際に、まず押さえておきたいのが、「AIを使った発明(AI適用発明)」と「AIそのものの発明(AIコア発明)」の違いです。両者は、主張すべき発明の観点が異なるため、適切な整理が必要になります。 ◆「AIを使った発明」と「AIそのものの発明」の比較 [AIを使った発明(適用発明)] ・概要:既存のAIを業務やシステムに適用する発明。AIは「手段」として位置づけられる。 ・例:診断支援AIを組み込んだ医療支援システム、需要予測AIを活用した在庫管理システム [AIそのものの発明(コア発明)]...
[判例研究]ドワンゴ対FC2事件~海外での行為を含む特許権の効力と属地主義~
令和7年3月3日、特許権に関する最高裁判決がなされました。今回の判決について、多くの先生方が様々なコメントを寄せられています。ここでは、弁理士試験(特に、論文式筆記試験)の受験生用に、本事件のポイントを説明したいと思います。 1.事件の概要 この事件は、特許権者であるドワンゴ(原告)が、米国法人であるFC2および日本法人である株式会社ホームページシステム(以下、単に「FC2」と記します。)に対し、FC2が運営する動画配信サービス「FC2動画」において、ドワンゴの持つ特許権を侵害しているとして訴訟を提起したものです。...
AI関連発明[第3回]:AI関連発明のパターンと国内外における特許例
◆AI関連発明の分類と特徴 AIに関する発明といっても、その形態は多岐にわたります。ここでは、特許実務上よく見られるAI関連発明のパターンを紹介します。 AIアルゴリズム発明 AIの学習・推論方法自体に関する発明です。例えば、独自のニューラルネット構造や、最適化手法などがあげられます。 AI応用発明(業務系) 既存のAIを特定業務に応用した発明です。例えば、物流の需要予測AIや、医療診断支援AIなどがあげられます。 AI統合発明(システム系)...
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AI関連発明[第6回]:AIを一部利用した発明とはどう定義するのか?
◆はじめに 近年、AIを一部に組み込んだ発明が増加しています。例えば、AIが単に数値を予測したり、分類結果を出力する補助的な位置付けで使われているケースです。 このような発明でも、工夫の仕方によっては特許性が認められる可能性があります。本記事では、「AIを一部利用した発明」とは何か、その定義や出願上のポイントを解説します。 ◆AIが一部で利用されるとはどういうことか 「AIを一部利用した発明」とは、全体の構成の中でAIが一部機能として使われているものを指します。 たとえば、以下のようなケースが該当します。 -...
AI関連発明[第5回]:業務へのAI導入を特許戦略にどう位置付けるか
◆はじめに AI技術の導入は、業務効率化や品質向上を目的とした取り組みとして、さまざまな業種で進められています。 しかし、AIを単なる業務改善の手段として導入するだけでは、競合との差別化や技術的優位性を確保することは困難です。 本記事では、業務へのAI導入をどのように特許戦略と結びつけるか、その考え方と実践のポイントを解説します。 ◆AI導入フェーズごとの特許戦略 ここでは、AI導入フェーズを「試験導入・PoC段階」、「実運用段階」、「高度化・差別化段階」の3つのフェーズに分けて説明します。 [フェーズ1:試験導入・PoC段階]...
AI関連発明[第4回]:「AIを使った発明」と「AIそのものの発明」の違いとは?
はじめに AI関連技術の特許を検討する際に、まず押さえておきたいのが、「AIを使った発明(AI適用発明)」と「AIそのものの発明(AIコア発明)」の違いです。両者は、主張すべき発明の観点が異なるため、適切な整理が必要になります。 ◆「AIを使った発明」と「AIそのものの発明」の比較 [AIを使った発明(適用発明)] ・概要:既存のAIを業務やシステムに適用する発明。AIは「手段」として位置づけられる。 ・例:診断支援AIを組み込んだ医療支援システム、需要予測AIを活用した在庫管理システム [AIそのものの発明(コア発明)]...
AI関連発明[第3回]:AI関連発明のパターンと国内外における特許例
◆AI関連発明の分類と特徴 AIに関する発明といっても、その形態は多岐にわたります。ここでは、特許実務上よく見られるAI関連発明のパターンを紹介します。 AIアルゴリズム発明 AIの学習・推論方法自体に関する発明です。例えば、独自のニューラルネット構造や、最適化手法などがあげられます。 AI応用発明(業務系) 既存のAIを特定業務に応用した発明です。例えば、物流の需要予測AIや、医療診断支援AIなどがあげられます。 AI統合発明(システム系)...
AI関連発明[第2回]:AIと特許の関係 ― そもそも何が守れるのか?
◆AI技術は特許の対象になるのか? 「AI技術は特許で守れるのか?」という質問をよく耳にします。答えは、「一部は守れるが、一部は守れない」です。 AIに関する発明が特許として認められるには、特許法上の要件を満たす必要があります。単なるアイデアや数式的な手法ではなく、技術的な課題を解決する手段として構成された場合に特許化の可能性があります。...